移籍話の影響? 旗手怜央、開幕戦スタメン落ちの現状をセルティックOBは疑問視「何かがおかしい」

セルティックでプレーする旗手怜央【写真:Getty Images】
セルティックでプレーする旗手怜央【写真:Getty Images】

元英代表FWクリス・サットン氏は「何かがおかしいと感じた」と言及

 スコットランド1部日本代表MF旗手怜央は、今シーズンから就任したブレンダン・ロジャーズ監督の中で絶対的なレギュラーの座は掴んでいない。開幕戦はベンチスタートとなったなか、クラブOBの元イングランド代表FWクリス・サットン氏は「正直信じられない」とコラムに記している。英紙「デイリー・レコード」が伝えた。

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 旗手は2021年12月末にJ1川崎フロンターレからセルティックへ移籍。これまで通算67試合に出場して13得点14アシストを記録し、昨季は年間最優秀選手の最終候補にもなった。

 8月5日に行われたリーグ第1節ロス・カウンティ戦でチームは4-2の勝利を収めたが、旗手は先発メンバーから外れ、後半22分から途中出場。昨季3冠の主要メンバーであり、今夏の移籍市場では去就が注目された旗手の先発落ちは現地でも話題となった。

 1997-98シーズンのプレミアリーグ得点王で、2000~06年にセルティックでプレーした元イングランド代表FWサットン氏は、「セルティックが三冠に輝いた昨季、旗手は私の中でシーズンMVPだった」と切り出し、旗手の置かれている状況に疑問符を付けている。

「旗手がシーズン開幕戦でスタメンから外されたこと、その後の状況に関するブレンダン・ロジャーズ監督のコメントを見ると、何かがおかしいと感じた。1つはっきりさせておこう。ロジャーズは選手のことをよく知っている。才能を見極めることができないわけではない。純粋に(スコットランド代表MF)デイビッド・ターンブルや(デンマーク人MF)マット・オライリーほど優れてはいないと思っているのかもしれない。もしそうであれば、十分に公平だ。誰が好きで誰が嫌いかを決めるのは監督の特権だ。しかし、旗手が1年半で見せてきたことを知っていれば、スタメンで出なかったことは正直信じがたい。いくつかのことが関係しているのだろう」

 サットン氏が懸念したのは、旗手を取り巻く移籍の噂だ。

「移籍の噂により、集中力を欠いているのかもしれない。旗手に対して、より大きなリーグのクラブが注目していても驚きはない。もしくは、単に別の理由でトレーニングからパフォーマンスを発揮できていないだけだろう」

 セルティックは8月13日に敵地でのリーグ第2節でアバディーンと対戦するが、旗手はどのような起用となるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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