久保建英が掲げる「チームの重要なピースとなること」 開幕戦後に語ったビジョンとは?
ジローナ戦は1-1のドローで勝ち点3ならず
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間8月12日に行われたラ・リーガ開幕戦のジローナ戦(1-1)今季チーム第1号の先制ゴールを挙げた。チームは勝ち点1獲得にとどまったなかで、久保は「チームの重要なピースになること」と自身にノルマを課している。スペイン紙「マルカ」が伝えた。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
試合開始からホームのソシエダが主導権を握る展開が続くと前半5分、DFアイヘン・ムニョスが左サイドを突破し、敵陣深くからクロスを送ると、ゴール前で待っていた久保の元へ。フリーで左足を一閃したシュートはゴールネットを揺らし、2年連続開幕戦ゴールを記録した。
さらに前半33分には、右サイドからカットインしてペナルティーエリア手前から左足で果敢にゴールを狙うなど攻撃を牽引。その直後には、パスカットをした久保からボールを受けたスペイン代表FWミケル・オヤルサバルがチャンスを迎えたが、フィニッシュすることができなかった。
ソシエダは後半27分に同点ゴールを決められ、同29分に途中交代した久保。スペイン紙「AS」は「久保はソシエダで最も積極的な選手」と評価していた。
「マルカ」紙は、「久保建英の今シーズンの目標は、昨シーズン以上にレアル・ソシエダにとって重要な存在となり、チームの目標達成に貢献することだ」として、久保のコメントを紹介している。
「一番大事なのは勝ち点3を手にすることだから残念。ジローナが良かったわけでもなかったからね。引き分けはまったく予想できなかったし、勝つと思っていた。でも、結果が望んでいたものではなかったとしても、シーズン序盤でこれ以上を求めることはできない。僕たちがしなければならないのは、結果に結び付けることだ」
そのように語った久保は、「チームの重要なピースとなること」を自らに課したという。昨季に続き、攻撃の牽引役が期待されることになりそうだ。