王者ナポリMFのアル・アハリ移籍が消滅 妻がサウジアラビアでの生活の不安から猛反対と伊報道
アル・アハリは移籍金47億円超を提示していたが…
昨季のイタリア1部王者ナポリのポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキは、今夏の移籍市場で爆買いを繰り返すサウジアラビア・プロリーグの1つ、アル・アハリへの移籍がほぼ決定していたが、急転直下で破談になったという。イタリア衛星放送局「メディアセット」などが報じている。
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ジエリンスキは2024年6月にナポリと契約満了を迎える。そのため、1年前のタイミングになる今夏は移籍の可能性が高まる時期になっていた。そうしたなかで、アル・アハリはナポリに移籍金3000万ユーロ(約47億6000万円)を提示。ナポリがウディネーゼからジエリンスキを獲得した当時に支払った移籍金が1600万ユーロ(約25億4000万円)だったことからも大きな利益を生み出し、契約直前だったという。
しかし、「メディアセット」のナポリ特派員によると、妻がサウジアラビアでの生活を拒否したためにジエリンスキは契約交渉のすべてを白紙に戻したという。これにより、移籍話は完全に破談になったとした。ジエリンスキの妻は受け取る巨額年俸よりも家族の生活の質が重要だと主張したという。
ナポリはジエリンスキの移籍金を使っての獲得を目論んでいた補強がストップしているが、ナポリがほかの移籍を進める可能性も指摘。日本代表MF鎌田大地が加入したラツィオは、ナポリを率いた経験のあるマウリツィオ・サッリ監督との再会となるために選択肢になり得るとしている。
サウジアラビアには高額移籍金と高額年俸により多くの有力選手が集結しつつあるが、家族の移住拒否というハードルが存在する場合があることも明るみに出た。
(FOOTBALL ZONE編集部)