準々決勝でスウェーデンに1-2敗退、涙に暮れながらもスタンドに頭を下げて感謝

　オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ（W杯）は8月11日に準々決勝が行われ、なでしこジャパン（日本女子代表）はスウェーデンに1-2で敗れた。海外メディアは、涙でお辞儀するなでしこジャパンの姿に注目し、海外ファンから「これが日本が愛される理由だ」「世界で最も礼儀正しい国」と喝采が送られている。

　2点をリードされた日本は次々と選手を交代して反転攻勢に出ると、終盤に途中出場のMF林穂之香が1点を返し、1-2と追い上げるもあと一歩及ばずに惜敗。決勝トーナメント1回戦までの4試合で14得点1失点の快進撃を見せていた日本だったがベスト8で姿を消した。

　試合後、失意の日本は涙に暮れるなかでも選手たちがピッチに並び、いつもと変わらずにスタンドのファンに向けて頭を下げて感謝の思いを伝えた。そんな涙のお辞儀に注目した「B/R Football」の公式X（ツイッター）では「W杯敗退の日本がファンにお辞儀」と写真付きで紹介している。

　涙に暮れながらもファンへの敬意を忘れない日本の姿に対して、海外ファンからは「素晴しい国」「優雅で謙虚な国民性」「期待以上の結果を残した彼女たちが去るのを見るのは悲しい」「これが日本が愛される理由だ」「尊敬される理由がここにある」「世界で最も礼儀正しい国」などの声が上がり、敗退が決まったなでしこジャパンの光景に賛辞が相次いだ。