先制点献上のなでしこ、スウェーデン戦後半の展開に英紙注目 「ビハインドを背負った日本がどう対応するのか」
前半32分にセットプレーから失点
なでしこジャパン(日本女子代表)は8月11日、オーストラリアとニュージーランドで共催中の女子ワールドカップ(W杯)準々決勝でスウェーデンと対戦。今大会で初めて先制点を献上し、0-1で前半を折り返した。英紙「ガーディアン」が、日本の巻き返しの行方に注目している。
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立ち上がりからスウェーデンがボールを持つ時間が長く、日本は5-4-1のブロックから奪って速い攻撃を狙った。そのなかで前半25分、スウェーデンの最終ラインから背後へのロングボールが入り、主将のDF熊谷紗希とGK山下杏也加のどちらが処理するか難しいタイミングでFWスティナ・ブラックステニウスにシュートを許すも枠外。これが国際サッカー連盟(FIFA)の公式スタッツで、両チーム初のシュートになった。
そして前半32分、セットプレーからスウェーデンに波状攻撃を許すと最後はゴール前のこぼれ球をMFアマンダ・イルステッドに蹴り込まれてしまう。日本はこの失点により今大会で初めてビハインドを背負う試合展開になった。
追いかける展開のなかで、スウェーデンのポゼッションに対して日本の中盤も守備ラインが少し高くなったが、なかなかボールを奪う位置を高くできず。このまま試合は0-1のビハインドで前半を終えた。
英紙「ガーディアン」は、「フリーキックはピンポンのように動き、最後は(スウェーデンの)イルステッドがゴールネットを揺らした」と得点シーンを速報。「日本はW杯での失点はこれで2点目。ここまではスウェーデンが優勢で、ボールを支配している。ビハインドを背負った日本がどう対応するのか。彼女たちは今大会、この状況に陥ったことがまだない」と、今後の展開に注目している。