鹿島に勝利も…日程に苦言のペトロヴィッチ節 「ほぼ1か月の中断があり、試合勘が難しい」

阿部のPKで鹿島に1-0と勝利した浦和 「この結果は前向きに捉えていい」と手応え

 Jリーグチャンピオンシップ決勝第1戦は、浦和が主将のMF阿部勇樹が挙げたPKを守り切り、鹿島に1-0で勝利した。浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「試合勘が難しいなかで、この結果は前向きに捉えていい」と日程面に苦言を呈しつつも手応えを語った。

 2試合にわたって行われる決勝第1戦の“前半90分”は、両チームとも中盤での激しい潰し合いが続く膠着状態となった。そのなかで試合を大きく左右する判定が生まれたのは後半11分、右サイドからMF柏木陽介がフワリとしたクロスを中央へ供給すると、鹿島DF西大伍がFW興梠慎三を倒してPKの判定が下された。

 微妙なジャッジとなったものの、これを浦和の主将MF阿部がゴール中央へ冷静に決め、同12分に浦和が貴重なアウェーゴールとなる先制点を奪い、1-0とリードした。その後はMF柴崎岳ら攻撃的な選手を投入した鹿島の猛反撃にあったが、浦和は最後まで無失点で凌ぎ切り、敵地で大きな勝利をものにした。

「鹿島という素晴らしいチームに対してアウェーで1-0は良しとしないといけない。ほぼ1カ月という長い中断があってファイナルを迎えたが、試合勘の部分ではなかなか取り戻すのが難しい状況のなかで、この結果は前向きにとらえていいと思う」

 

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