鎌田大地が新天地ラツィオで愛されるには? 日本代表OBが指摘「最初にいい印象を与えると…」
さまざまな国で戦ってきたハーフナー・マイク氏が言及
元日本代表FWハーフナー・マイク氏が、元日本代表DF内田篤人氏がMCを務めるスポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」に出演し、2023-24シーズンからイタリア1部ラツィオでプレーすることになった日本代表MF鎌田大地が活躍するために必要なことを語った。
昨季限りで現役を引退したハーフナー氏は、日本だけでなくオランダ、スペイン、フィンランド、タイでもプロサッカー選手としてプレーした。多くの国で必要とされたハーフナーだが、「転々とし過ぎて、コアなファンがいない。あまり応援されない」と、思わぬ悩みを激白した。
そんなハーフナー氏が注目している選手の1人が、鎌田だ。今夏の移籍市場でサウジアラビア1部アル・ヒラルへ移籍したセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの後釜として期待される鎌田だが、新天地ではセリエAの得点王に通算4度輝いているイタリア代表FWチーロ・インモービレとのコンビにも期待が懸かる。
イタリアで大活躍をしているインモービレだが、ドイツ1部ドルトムント時代は24試合で3ゴールと活躍できず、わずか1シーズンでドイツを離れた。ドイツで結果を残した鎌田だが、内田氏は「鎌田くんがイタリアにどう適応するかが、もちろんあると思う」と指摘した。一方、ハーフナー氏は「(鎌田は)FWを常に見てくれる選手だし、動き出したらボールをくれる。なおかつ、FWをおとりに自分でも点を取れる選手だから、活躍できる幅はあると思う」と言い、「本当に最初の印象で変わってくると思う。最初の印象が悪いと、ファンも『なんだ、あいつ』ってなる。でも最初にいい印象を与えると一気にサポーターも『おー! 鎌田選手!』みたいになるので、最初の印象が本当に大事だと思う」と、デビュー戦が重要になると語った。
内田氏も、最初に活躍するとチームメイトも「ボールを勝手に寄こしてくれる」と言い、ハーフナー氏の指摘に同意した。
ラツィオの開幕戦は20日に行われるレッチェ戦。現在、鎌田はイタリアの労働ビザの発給待ちとされているが、デビュー戦から強烈なインパクトを残すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)