スウェーデンが日本戦を展望「肉弾戦にはならない」 警戒するのは5得点の宮澤ひなたではなく…「脅威だと感じている」
準々決勝で激突
オーストラリアとニュージーランドで行われている女子ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、なでしこジャパン(日本女子代表)はスウェーデン代表と対戦する。2年前の東京五輪でなでしこジャパンはスウェーデンに1-3で敗れており、その借りを返せるかが注目される。今大会の戦いぶりから日本は一躍優勝候補に挙げられているが、スウェーデンも日本に対して強い警戒心を持っているようだ。英衛星放送「BBC」がコメントを伝えている。
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現在、5得点で大会得点王となっているMF宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)について問われたDFマグダレーナ・エリクソン(バイエルン)は、「私はチーム全体が脅威だと感じている。この日本のチームは1人を警戒するよりも、チーム全体を見ることが重要だと思う」と、分析した。
宮澤はここまで6本の枠内シュートで5得点を挙げており、「日本代表チームで最もすごいと感じるのは、攻撃を誰が最後に締めくくるかが大きな問題ではないこと。全員がシンクロしていて、プレースタイルが明確になっている」と、警戒した。
2021年の東京五輪では日本に勝利し、準優勝したスウェーデン。FIFAランク1位のアメリカに勝利したことで、初の女子W杯優勝へ勢いづいている。ピーター・イエルハルドソン監督は「アメリカ戦のような肉弾戦にはならない。よりテクニカルで、スピードのある試合になる。ボールを保持した時は、素早く動かすことが必要になってくるし、フィジカル面での優位性を生かしたい」と、プランを語っている。
なでしこジャパンが世界制覇を成し遂げた2011年大会では、準決勝で対戦して3-1で勝利している。今大会、14ゴールを挙げてW杯1大会における最多ゴール数をすでに更新しているなでしこジャパンは、直近3試合無失点のスウェーデンを破ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)