なでしこジャパンを「再び栄光へ導く」 女子W杯の飛躍を支える“リーダー”に海外注目「新世代のお手本となっている」
キャプテンDF熊谷紗希に脚光
オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)を戦うなでしこジャパン(日本女子代表)で、唯一の優勝経験者がいる。2011年大会から活躍する、現・なでしこキャプテンDF熊谷紗希の存在に、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」も大きなスポットライトを当てた。
日本が初優勝した11年の女子W杯で主力のセンターバックとして活躍した熊谷は、クラブでは欧州のトップチームでUEFA女子チャンピオンズリーグ(CL)の5回優勝(リヨン時代)を経験。現在はイタリアのASローマ女子チームに所属している。
代表としてはその後、15年大会(準優勝)と19年大会(決勝トーナメント1回戦敗退)と連続で出場しており、23年の今大会で4度目のW杯だ。キャプテンマークを巻いて挑んだなか、グループリーグを3戦全勝で1位通過。決勝トーナメント1回戦のノルウェー戦を3-1で勝利し、ベスト8まで駒を進めている。
そんなキャプテン熊谷を「日本を再び栄光へ導く2011年王者の最後の1人」として紹介。「熊谷は、彼女の成功を再現し、国内での女子サッカーへの関心を再燃させようとしている新世代の選手たちのお手本となっている。天性のリーダーだ」と、なでしこ躍進の鍵となっている人物として称賛されている。
なでしこの“原動力”となっているベテラン熊谷の活躍で、8月11日に迎える準々決勝でスウェーデンを撃破することができるだろうか。
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