なでしこジャパン“復活”に米紙注目 アメリカ&ドイツは「早々に帰国させられ唖然」…8強の「最も有望な優勝候補」に指名
「日本はワールドカップに残ったベストチームか?」と取り上げる
オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)を戦うなでしこジャパン(日本女子代表)は、8月11日にスウェーデンとの準々決勝を控える。米紙「ニューヨーク・タイムズ」では「日本はワールドカップに残ったベストチームか?」と投げかけ、今大会躍進しているライバル国の行方に注目した。
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2011年大会でアメリカを破り、見事世界女王に輝いたなでしこジャパン。それ以降タイトルからは遠ざかっていたが、迎えた今大会ではグループリーグを無失点で3連勝する好スタートを切る。
決勝トーナメント1回戦ではノルウェーを3-1で仕留め、順調にベスト8まで勝ち上がってきた。一方のアメリカは同じ決勝トーナメント1回戦でスウェーデンと戦い、PK戦の末に敗退が決定している。
グループリーグの時点で、FIFAランキング2位のドイツが敗退。またランキングトップに君臨するアメリカも決勝トーナメント1回戦で姿を消した。「ニューヨーク・タイムズ」紙では「アメリカとドイツは早々に帰国させられ唖然」と、女子サッカーの勢力図が崩れつつあることに触れつつ、逆に復活を遂げた日本の強さに迫っている。
ここまで圧倒的な強さを示す日本について「日本はワールドカップに残ったベストチームか?」と問いかけ「2011年の覇者は、その後世界の強豪チームの後塵を拝した。それが復活し、チャンピオンらしくプレーしている」と、日本の躍進について驚きとともに報じている。
さらに現状残るベスト8で唯一優勝経験のあるなでしこジャパンを「最も有望な優勝候補は日本かもしれない」と評価。「統一された動き、ほとんど解けないディフェンス、戦術的な柔軟性で知られるなでしこは4試合で14ゴール、1失点しか喫していない」と数字が示す強さにも触れた。
また、大会前は実力に不安の声もあがっていた日本に対し「その疑念はのちに明るい展望に変わった」とし「池田太監督は俊敏性、機動力、結束力、そして解放的な喜びをベースにチームを作り上げた」と指揮官の率いるなでしこジャパンの成長を報じていた。
対するスウェーデン側も警戒を強めていると報じられるなか、11日の対戦でどのような白熱した試合が展開されるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)