ヤングなでしこ、大会初優勝の夢潰える… フランスとの準決勝、死闘延長の末に1-2で敗戦
延長前半に日本は2失点 籾木結花がPKで1点を返すもあと一歩及ばず
パプアニューギニアで行われているU-20女子ワールドカップで“ヤングなでしこ”は決勝の舞台に届かなかった。フランス相手に延長戦の末、1-2で敗戦した。
日本を率いる高倉麻子監督はDF乗松瑠華(浦和)、MF長谷川唯(日テレ)やFW籾木結花(日テレ)をスタメンに並べた。前半26分にはMF宮川麻都(日テレ)が右手首を負傷したによって3分後にDF守屋都弥(INAC神戸)を投入する事態となったが、前半は0-0で折り返した。
後半に入って10分、相手との接触プレーでFW上野真実(愛媛)が足を負傷し、MF西田明華(C大阪堺レディース)がピッチへ。2枚目のカードも再びアクシデントでの交代となった。その後もフランスの激しいチャージに苦しめた日本は、90分間スコアレスのまま延長戦へと突入した。
押し気味に試合を進めていたが、延長前半9分、左サイドからクロスを挙げられるとフランスFWマテオに頭で合わされて先制点を許す。気落ちした日本は直後に今度は右サイドを崩されると、最後はクリアのこぼれ球が左サイドのFWジャトラに渡り、一気に0-2とされてしまった。
逆境に立たされた日本は延長後半2分、籾木がエリア内で倒されてPKを獲得。これを籾木がキッカーを務めてシュートはストップされたかに見えたが、相手GKがこぼしてゴールラインを割り、1-2と1点差に詰め寄った。しかしその後はチャンスを決めきれず1-2のままタイムアップ 自国開催の2012年以来3大会ぶりに出場した日本は大会初優勝を狙っていたが、惜しくも準決勝で散った。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
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