U-12フットサル・バーモントカップの準決勝は熱戦! ジンガFC&ヴィオレータFCが決勝へ進出
15時から早速決勝が行われる
JFA(日本サッカー協会)バーモントカップ第33回全日本U-12フットサル選手権大会は、8月10日に大会最終日を迎え、13時からは準決勝の2試合が大田区総合体育館で行われた。
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Bピッチで行われた試合では、昨年の優勝チームであるヴィッセル神戸U-12(兵庫)ジンガFC(千葉)と対戦した。ヴィッセル神戸U-12には、かつてFリーグの立川・府中アスレティックFCで監督を務めた谷本俊介氏がコーチを務め、ジンガFCでは川崎フロンターレGK上福元直人の実兄である元立川・府中アスレティックFCの上福元俊哉がコーチを務めており、両チームともサッカーチームでありながらフットサルのスペシャリストの指導を受けて大会に向けて準備している。
立ち上がりから両チームともに集中した守備を見せるなか、前半4分に神戸はタイムアウトを取る。試合再開から40秒、右サイドからFP三﨑屋史虎が放ったシュートがゴールに決まり、神戸が先制した。
対するジンガも反撃を見せる。自陣からボールを組み立てようとする神戸に対し、プレッシングを仕掛けると前半6分にはFP宇賀諒が高い位置でボールを奪ってシュートを決め、1-1の同点に追いついた。
神戸も何度かジンガのプレスをかいくぐりシュートチャンスを作ったが、シュートコースを消しに出るGK岡田采波の好守もあって得点を決め切れない。ジンガも多くのシュートを放ったが、こちらも神戸の守護神GK小松大空が2点目を許さなかった。それでも前半10分、神戸はゴール前でパスを受けたFP岡田隼輝がシュートを決めて2点目を奪い2-1とリードして前半を折り返した。
後半4分には、ジンガが同点ゴールを決めて2-2に追いつく。さらに同6分にも波状攻撃を見せるとFP島崎絋のゴールで逆転すると、勢いのままFP岸田来琉が同じ6分に追加点を挙げて4-2とリードを2点に広げた。神戸の攻撃をしのいだジンガは、さらに追加点を決めて5-2で勝利。前回のファイナリストを破り、決勝進出を果たしている。
同じ時間に行われたAピッチの試合では、FCデノバ札幌(北海道1)とワイルドカードで勝ち上がってきたヴィオレータFC(埼玉)が対戦。前半を3-2とリードして折り返したヴィオレータは、後半の立ち上がりもGKにまでプレスを掛けてくるデノバの背後を突き、カウンターからチャンスを作る。しかしチャンスを決め切れずに、キックインからシュートを決められて、同点に追いつかれてしまう。
追いついたデノバは勢いに乗り後半4分にもFP太田葉琉が左サイドからシュートを決め、4-3と逆転した。それでもヴィオレータも後半9分に2ゴールを挙げて再び試合をひっくり返すと、残り37秒でキャプテンのFP福川琳音がダメ押しゴールを決める。デノバもタイムアウトを取り、試合終了間際に1点を返したが反撃もここまで。6-5で勝利したヴィオレータが決勝に進出した。
この結果、15時からの決勝戦は千葉県のジンガと埼玉県のヴィオレータの対戦となっている。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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