鹿島と浦和の頂上決戦も空席が目立つスタンド… CS決勝第1戦、平日開催で集客に苦戦
前売り券は約2万3000枚と収容人数を大きく下回る 販売期間の短さも影響か
今季のJリーグチャンピオンを決める戦いは、やや寂しいスタンドの状況のなかでスタートした。29日のチャンピオンシップ(CS)決勝第1戦は、鹿島アントラーズが本拠地カシマスタジアムで浦和レッズを迎え撃つ形でキックオフされたが、スタンドには空席が目立った。
鹿島は23日の準決勝で川崎フロンターレを破り、リーグ3位からの“下剋上”を果たして決勝に進出したが、中5日とチケットの販売期間が短く、さらに交通アクセスに難があるカシマスタジアムでの平日ナイトゲームのため、チケット販売には苦戦した。リーグ関係者によると前売りでの販売分は約2万3000枚と、スタジアム入場可能数の3万8014人を大きく下回った。
両ゴール裏はそれぞれのサポーターからの大きな声援が響くが、2階席のサイドスタンドは空席がほとんど。バックスタンドも1階席、2階席ともに空席が目についている。
決勝からの出場が決まっていた浦和がホームの第2戦、12月3日の埼玉スタジアムのゲームはすでにチケット完売と発表しているが、初戦は集客に苦戦したことが浮き彫りになってしまった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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