ドイツサッカーは「アジアのトラウマを抱えた」 男女ともにW杯のGLで敗退…母国紙が再度警鐘「女子も歴史的な大失敗」

ドイツサッカーに厳しい声【写真:ロイター】
ドイツサッカーに厳しい声【写真:ロイター】

「ドイツサッカーは取り残された」と厳しい声を集約

 オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)で、ドイツ女子代表は初のグループリーグ敗退を経験した。母国メディアは、近年の男子サッカーの低迷も踏まえ「ドイツサッカーは取り残された」と、警鐘を鳴らしている。

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 女子W杯に挑んだFIFAランク2位のドイツは、グループリーグ初戦でモロッコに6-0で勝利するも、続く第2戦でコロンビアに1-2で敗戦。決勝トーナメント進出の可能性を懸けて挑んだ韓国との第3戦で1-1のドローに終わり、勝ち点「4」に終わったドイツは敗退が決定した。

 ドイツ紙「Tz」は「ドイツサッカーは落ち目。男子に続き、女子も歴史的な大失敗」と切り出し、批判の声を集約。昨年のカタールW杯でグループリーグ敗退となった男子代表の惨状とともにこの事実を伝えている。

 一方のドイツ男子代表は昨年のカタールW杯で、18年の前回ロシア大会で経験したグループ最下位での敗退という屈辱の結果を払拭したかったが、初戦で日本に1-2で敗戦。この敗戦が響き、再びグループリーグで姿を消している。

 女子の結果と合わせ「Tz」紙は「ドイツ代表はまたしても低空飛行に見舞われ、アジアのトラウマを抱えることになった」と、男女ともにアジアの国に苦戦した母国の敗退を嘆いた。ドイツ・ブンデスリーガの元最高経営責任者(CEO)であるドナタ・ホプフェン氏は「ドイツサッカーは変化を切実に必要としている」と、男女ともに進化が必要だと説く。

 そのうえで「責任者たちが目を覚ますことを願っている」と、指揮官やコーチたちの奮起を促し「そうでなければ、期待された夏のおとぎ話は、夏の恐怖に変わってしまうだろう」と警鐘を鳴らしていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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