なでしこジャパンの「優勝確率が一番高い」 W杯8強を米紙が分析、「甘く見てはいけない」と言及した国は?
日本女子は準々決勝でスウェーデンと対戦
なでしこジャパン(日本女子代表)は、オーストラリアとニュージーランドで共催中の女子ワールドカップ(W杯)で4連勝を飾り、8月11日に準々決勝でスウェーデンと対戦する。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、日本をW杯優勝の「本命」に挙げている。
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日本はグループリーグを3戦全勝、11得点無失点の成績で決勝トーナメントに勝ち上がった。1回戦では、引いて守備を固めたノルウェーを相手にボールを保持する展開となり、前半15分に相手のオウンゴールで幸先よく先制。同20分に今大会初失点を喫して同点に追い付かれたが、後半5分にMF清水梨紗が勝ち越しゴールを決めると、さらに同36分にはカウンターからMF宮澤ひなたが今大会5得点目を挙げ、試合を決定づけた。
ノルウェーを撃破してベスト8へ駒を進めた日本は、アメリカを破ったスウェーデンと8月11日に対戦予定。8月8日にベスト8が出揃ったなかで、優勝経験国は日本だけという状況だ。
米紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、「W杯で優勝するのはどこ? 日本が本命だが、ほかのサプライズもあるかも」と見出しを打ち、ベスト8の顔ぶれを分析している。
「今大会は史上最も各国の力が拮抗している。準々決勝に進出した8チームのうち、優勝経験があるのは日本だけだ。スペインとコロンビアは初めてベスト8に進出した。日本の優勝確率が高いのは間違いないだろう。今大会で最も技術の高いチームであり、最多の14得点を挙げている一方で、4試合で失点したのはわずか1回だけだ。すべての試合において2点差以上で勝利している日本は、宮澤ひなたという得点ランキングトップを走るスコアラーを擁し、田中美南も最多タイの3アシストを記録している」
記事では、日本を高く評価する一方で、「今大会で最も選手層が厚いスペインを甘く見てはいけない」とも言及している。
「MFアイタナ・ボンマティ、FWヘニフェル・エルモソ、FWアルバ・レドンドと3選手が3ゴールを挙げている唯一のチームだからだ。準々決勝では、4年前の大会で準優勝したオランダと対戦する」
日本は準々決勝でスウェーデンを破り、2011年以来となる女王の座までたどり着けるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)