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日本に立ちはだかるスウェーデン女子守護神の“壁” 驚異的セーブ連発に海外注目「アメリカを史上最悪の敗北に追いやった」
11日になでしこジャパンと対戦するスウェーデンGKムゾビッチの存在に注目
オーストラリアとニュージーランドで開催されている女子ワールドカップ(W杯)の8月6日に行われた決勝トーナメント1回戦で、スウェーデンはPK戦の末にアメリカを倒した。この勝利の立役者となり、11日に日本と戦うGKゼチラ・ムゾビッチの存在を英紙「デイリー・メール」も大きく取り上げている。
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グループGを3戦全勝で首位通過したFIFAランキング3位のスウェーデンは、同ランク1位のアメリカと決勝トーナメント1回戦でぶつかった。激しい攻防が繰り広げられたが、ムゾビッチの好守も含めお互い決定機を決めきることができず。延長戦でも得点は生まれずPK戦に突入した。
PK戦でもムゾビッチの活躍は光る。アメリカの中心的FWのミーガン・ラピノーとソフィア・スミスが枠を外し、4-4となった7人目。アメリカのDFケリー・オハラのシュートは右ポストを叩いた。
後攻のスウェーデンは7人目FWリナ・フルティグが相手GKアリッサ・ネイハーに止められたように思われたが、ゴールラインテクノロジーによりゴールラインを越えているとの判定でゴールが認められ、スウェーデンが勝利した。
この試合でスウェーデンはアメリカからの枠内シュート12本(枠外含め21本のシュートがあった)を浴びたが、ムゾビッチの好セーブが得点を阻んだ。「デイリー・メール」紙によると、90分と延長戦を合わせた120分間で「11」という驚異的なセーブ数を見せていたという。
PK戦ではセーブはなかったものの、アメリカ側はラピノー、スミス、オハラといった中心選手3人が枠外にシュートを外した。この結果を受けて同紙は「アメリカはムゾビッチに精神的にやられた」というスウェーデン指揮官のコメントを紹介している。
そのうえで「アメリカ女子代表チームを破滅に導いた立役者、スウェーデンのGKムゾビッチは、PKを取った全員の頭に入ったに違いない。アメリカを女子W杯史上最悪の敗北に追いやった」とムゾビッチを称賛。記事ではPKを外したアメリカの選手たちが「ムゾビッチの魔術にかかった」と例えゲーム中の活躍とともにPKでの躍動を伝えていた。
11日の準々決勝では、なでしこジャパン(日本女子代表)に立ちはだかるスウェーデン。日本の宿敵アメリカを撃破したスウェーデン守護神の存在には要注意だ。