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好調ミランの名物会長がまたも現場介入 「2トップとトップ下でやるべき」と布陣変更を要求
「モンテッラと論争している事柄の一つだ」
「今はウイングでプレーしているから、多くのクロスを上げなければならない。しかし僕は、セカンドストライカーの方がいいと思う。彼の素晴らしいシュート力を生かせる。それはモンテッラと論争している事柄の一つでもある。僕はミランは、常に2トップとトップ下でやるべきだと思う。スソをトップに、その後ろにボナベントゥーラを起用すれば、大きな結果が得られる」
トップ下を置くシステムをこよなく愛する名物オーナーは、スソのウイング起用に関してモンテッラ監督に異議を表明している。昨季ミランを率いたシニシャ・ミハイロビッチ元監督(現トリノ監督)は以前、会長からの電話で選手起用やシステムに関する指示をされたというエピソードを暴露していた。昨季開幕直後にテストした会長お気に入りの4-3-1-2が機能せず、早々に打ち切ったことが、シーズン途中での解任の遠因になったとも現地メディアでは報じられている。
中国資本が投下された後は名誉会長に退くはずのベルルスコーニ氏だが、この期に及んでもトップ下システムへの変更を指揮官に要求している。ライフワークの現場介入をいまだ止めるつもりはないようだが、これがエスカレートすれば好調な“モンテッラ・ミラン”の足を引っ張ることになるかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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