イングランド代表からコートジボワール代表へ 香川と共闘したFWザハが“鞍替え”で心機一転

過去にイングランド代表として2試合に出場も…FIFAの規定で一度だけ変更可能

 クリスタル・パレスのFWウィルフレッド・ザハはイングランド代表として2試合に出場していたが、生まれ故郷のコートジボワール代表へ鞍替えを果たすことになった。マンチェスター・ユナイテッドでは日本代表MF香川真司(ドルトムント)と共闘し、イングランド期待の逸材と評されていたウインガーは、代表チームの変更で心機一転を図った。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 ザハは下部組織で育ったクリスタル・パレスで2012年頃から一気に台頭。13年1月にマンチェスター・ユナイテッド移籍が決まった。12−13シーズン限りで引退したサー・アレックス・ファーガソン元監督体制で獲得した最後の選手となった。

 しかし、その後を継いだデイビッド・モイーズ元監督とルイス・ファン・ハール前監督の両者からは評価されず、ほとんど出番が与えられないまま14年に完全移籍で古巣クリスタル・パレスへ復帰していた。ユナイテッドで同僚だった香川とはSNSでツーショット写真を公開するなど親交が深かったことでも知られている。

 過去にイングランド代表として国際親善試合の2試合に出場しているザハだが、現在のFIFA(国際サッカー連盟)の規定では公式戦(親善試合は含まれない)の出場がなければ、多国籍選手は一度だけ代表チームの変更が認められている。ザハはコートジボワールのアビジャン生まれで、その後にロンドンに移り住んだことからコートジボワール代表でプレーする資格を持っていた。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング