「監督や選手の意見を一切聞いていない」 ペップが“W杯式”ATに苦言…アーセナル戦は10分超延長「解決するものではない」
コミュニティー・シールドでは後半AT11分に追い付かれてPK戦へ
マンチェスター・シティは現地時間8月6日に行われたコミュニティー・シールドでアーセナルと対戦。後半アディショナルタイムに失点して追いつかれた後、PK戦で敗れた。シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は試合後、“ワールドカップ(W杯)式”の長いアディショナルタイム(AT)の採用に苦言を呈した。
シティは後半32分に途中出場のMFコール・パルマーのミドルシュートで先制。しかし、後半AT11分にFWレアンドロ・トロサールに同点ゴールを奪われ、1-1でタイムアップを迎えた。規定によりそのままPK戦に突入。シティが2人失敗したのに対して、アーセナルは1人目から全員が成功させ、4-1でアーセナルがタイトルを手にした。
今季からイングランドでは、昨年末のカタールW杯でも話題になったプレーの中断時間をより正確に反映させるATの方式を採用することになっており、この試合では後半ATの目安が8分と表示された。さらにAT中にDFカイル・ウォーカーとMFトーマス・パーティーの接触プレーで数分間の中断があったため、最終的な追加時間は10分を超えた。今季はこうした長いATが取られるケースが増えると予想される。
試合後、シティのグアルディオラ監督は「多くの試合があり、毎回8分も10分も追加される……。(ルールを決めた人たちは)我々、監督や選手の意見を一切聞いていない」とATのルール変更への不満を漏らしていた。
「我々はあらゆるゲームで100分間プレーすることになる。私からすれば、時間の浪費ついては試合を10分伸ばしたところで解決するものではない。選手たちがより疲弊する。やりすぎだ」
長すぎるATは今後も議論を巻き起こすことになりそうだ。
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