「我々はまだ彷徨っている」 なでしこジャパンの多彩な戦いぶりに中国反応 「羨望と嫉妬が入り混じる」
日本はノルウェーに快勝してベスト8に勝ち上がり
なでしこジャパン(日本女子代表)は、8月5日に行われた女子ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でノルウェーを3-1で下し、ベスト8へ駒を進めた。同じアジア勢で、今大会でW杯初のグループリーグ敗退となった中国のメディアやファンは、日本の強さに注目している。
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日本はグループリーグを3戦全勝。11得点無失点の成績で決勝トーナメントに勝ち上がった。引いて守備を固めたノルウェーを相手にボールを保持する展開となり、前半15分に相手のオウンゴールで幸先よく先制した。
前半20分に今大会初失点を喫して同点に追い付かれたが、後半5分にMF清水梨紗が勝ち越しゴールをゲット。さらに同36分にはカウンターからMF宮澤ひなたが今大会5得点目を挙げ、試合を決定づけた。
中国の大手スポーツメディア「新浪体育」は、「日本がベスト8進出。無失点記録は止まったが、パフォーマンスは素晴らしい。日本はアジアNo.1であり、今後の戦いに期待したい」と報じた。
中国版X(ツイッター)「微博(Weibo)」でフォロワー68万人の解説者、石慶聖(シー・チンシェン)氏は「日本の強さは、異なる相手に異なる戦い方ができる点だ」と評価。また、フォロワー40万人の敖铭(アオ・ミン)氏は「日本の戦いぶりを見るのは複雑だ。羨望と嫉妬が入り混じる」として、「この勢いなら、次の対戦相手になりそうなスウェーデンや、王者アメリカすら止められない」とコメントした。
中国女子代表はアジアカップで日本を破ったとはいえ、今回のW杯のパフォーマンスを見て日本が下とは誰も思わないだろう。
フォロワー1万人のブロガー、王明浩(ワン・ミンハオ)氏は「我が国がアジアカップで日本に勝ったのは運が良かった。日本は自分のスタイルを見つけたが、我々はまだ彷徨っている」と自国への皮肉も込めて日本を称賛しており、日本はアジア勢の期待も背負っていると言えそうだ。