フランクフルトで共闘した長谷部、鎌田へのエールを贈る「大地に幸あれ!!!」

　イタリア1部ラツィオに加入した日本代表MF鎌田大地は海外で自身初、日本人選手の同僚がいない環境に飛び込む。これまでドイツ1部フランクフルトで鎌田を支えた元日本代表MF長谷部誠が、移籍の決まった鎌田にエールを贈った。

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　2017年にサガン鳥栖からフランクフルトへ移籍し海外初挑戦となった鎌田は、翌年には日本人選手が多く所属するシント＝トロイデンへレンタルとなる。19年にフランクフルトに復帰し徐々に頭角を現し始めると、昨季はブンデスリーガ、カップ戦、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）を合わせた公式戦47試合に出場し16ゴールをマーク。アシストも7を記録し、大きな飛躍を遂げた。

　今年6月上旬にフランクフルトからの退団を発表し、フリートランスファーとなっていた鎌田。一時はイタリアの名門ACミラン加入に近づいたが、白紙となるなど去就がなかなか定まらずにいた。それでも現地時間8月4日、ラツィオが鎌田獲得を公式で発表。新シーズンは昨季セリエAで2位の強豪で戦うことに決まった。

　そんな鎌田を、フランクフルト時代に身近で支えていたのが長谷部だ。2014年からチームに在籍するベテランは、鎌田の移籍が決まった数日後に自身の公式インスタグラムを更新。「大地に幸あれ!!!」とドイツ語で一言を添えて、写真とともにエールを贈っている。

　ユニフォームで肩を組む2人の笑顔のシーンや、トレーニング中の並んだ様子、プライベートでの食事の1枚など仲の良さそうな写真が並べられた。この投稿に「長谷部選手の愛を感じます」「信頼されてるんですね」「素敵な関係」「なんか泣ける」「寂しくなりますね」「父と息子のよう」とほっこりとしたファンのコメントで溢れている。

　イタリアの地に飛び込む鎌田の活躍を、元日本代表のレジェンドも温かく見守っているはずだ。