なでしこジャパンは「どのチームよりも株価が上昇」 堅固なイメージ“脱却”で米大手紙が衝撃「緩めるのが難しい」

なでしこジャパンは大会4試合で14得点【写真:ロイター】
なでしこジャパンは大会4試合で14得点【写真:ロイター】

ノルウェーに勝利しベスト8進出を決めたなでしこジャパン

 なでしこジャパン(日本女子代表)は8月5日、オーストラリアとニュージーランドで共催されている女子ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でノルウェーを3-1で下し、ベスト8へ駒を進めた。米紙「ニューヨーク・タイムズ」は日本の勢いについて「緩めるのが難しい」と指摘し、「少なくともこれまではこのW杯のどのチームよりも株価が上昇している」と称えている。

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 日本はザンビア、コスタリカ、スペインと同居したグループリーグを3戦全勝。11得点無失点の成績で決勝トーナメントに勝ち上がった。引いて守備を固めたノルウェーを相手にボールを保持する展開となり、前半15分に相手のオウンゴールで幸先よく先制した。

 同20分に今大会初失点を喫して同点に追い付かれたが、後半5分にMF清水梨紗が勝ち越しゴールをゲット。さらに同36分にはカウンターからMF宮澤ひなたが今大会5得点目を挙げ、試合を決定づけた。

 チームとしての機能美を見せた日本。準々決勝の対戦相手は、8月6日に行われるアメリカとスウェーデンによる1回戦の勝者となるなか、米大手紙の「ニューヨーク・タイムズ」がここまで4連勝という日本の勢いについて「緩めるのが難しい」と注目している。

「このトーナメントに臨むにあたり、日本は恐らくほかの強豪国に比べて威圧感の少ない堅固なクラブであると見られていた。スペインに対する4-0の勝利はどのチームがグループリーグで見せたどのパフォーマンスよりも最高であり、ノルウェーに対する勝利で日本は勢いが緩めるのが難しいと示した。そして、少なくともこれまではこのW杯のどのチームよりも株価が上昇している。そのため、(米国とスウェーデンの)勝者を喜んで歓迎するだろう」

 快進撃が続くなでしこジャパンの活躍は世界に衝撃を与えている。

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