アルテタVSクロップの“舌戦”? プレミアVへ持論展開「優勝を狙えるのはシティだけ」「挑戦したいのであれば…」
アルテタ監督が考えるのは「やらなければいけないことを分かっている」
2023-24シーズンの開幕を控えるプレミアリーグで、監督の舌戦が激しくなってきている。リバプールのユルゲン・クロップ監督が、「優勝を狙えるのはシティだけ」と発言したことに対し、アーセナルのミケル・アルテタ監督が自身の考えを示した。英紙「メトロ」が報じている。
昨シーズン、マンチェスター・シティはシーズン終盤の12連勝で制したプレミアリーグだけではなく、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、FAカップのタイトルを獲得し、3冠を達成した。シティはここ5年間で4度のリーグ優勝を果たし、圧倒的な強さを見せている。
こうした状況から、クロップ監督は「今シーズンもシティ以外は、どこも本気で優勝を狙うことはできないだろう。すべてのチームはCL出場権を目指して戦うが、私たちも同じだ。CLの出場権を早く獲得できれば、それだけ上の順位にいるということだ。2位にいて、1位を叩き落せる位置にいれば、チャンスがあるかもしれない。そこがどこになるかは分からないけれどね」と、自身の考えを口にした。
これに対し、昨シーズンの大半を首位で過ごしていたアーセナルを率いるアルテタ監督は、「その考えは尊重する。何年にもわたって、彼らはコンスタントに結果を出してきた。彼らがやってきたことは、ほかの人からリスペクトされるべきものだ」と、理解を示しつつも「優勝に挑戦したいのであれば、どれくらいの勝ち点が必要かは分かっているはずだ。だが、この100年間、このリーグはそういう状況にない。それが基準であり、そこに到達したいのであれば、やらなければいけないことを分かっているはずだ。単純なことだ」と、続けている。
リーグ戦が始まる前にコミュニティシールドでシティと対戦するアーセナルは、この試合でシティとの距離も測ることができるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)