ハリー・ケインは「トッテナムを離れると思う」 今夏の去就を英代表OBが予想、“異例”の国外・独移籍を推奨
バイエルン・ミュンヘンへの移籍が噂される
イングランド1部トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン代表はドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへの移籍が噂されている。自身も国外移籍を経験している元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏は「適切なタイミング」とケインが今夏にトッテナムを去ると予想している。
30歳のケインは1年後の2024年でトッテナムとの契約満了を迎えることから、移籍金が発生する今夏にビッグクラブへ渡る可能性が取り沙汰されてきた。現在はドイツ王者のバイエルンからの積極的なアプローチが伝えられている。
J1名古屋グランパスでのプレー経験もあるリネカー氏は英紙「ザ・サン」でケインの去就に就いて言及。「私はハリーはトッテナムを離れると思うし、そうすべきだとも思う」と語っている。
「彼にとって適切なタイミングだ。それに彼にふさわしいクラブ(バイエルン)が獲得に動いている。ミュンヘンは素晴らしい街だし、バイエルンはフットボールの世界で最も偉大なクラブの1つだ。アラン・シアラーは彼を喜んで空港に送り届けるだろう。彼はプレミアリーグのゴール記録を(ケインに破られずに)守りたいと思っているはずだからね。それにケインはすでにイングランド代表とトッテナムで歴代最多得点記録を持っている」
リネカー氏は現役時代の1986年にエバートンからバルセロナへ移籍し、スペインでも活躍した。現役のイングランド代表選手が国外移籍する例はあまり多くないが、自身の経験を元にケインにとっても大きなプラスになるだろうと話している。
「私にとって最高の経験だった。後悔したことはない。(ミュンヘンでの生活には)ハリーの家族もきっと満足するはずだ。来年のEURO(欧州選手権)はドイツで開催される。ハリーがドイツでプレーすることはイングランドを助けることにもなるだろう」
トッテナムが今夏にケインを放出しなかった場合、来夏にはフリーで手放すことになる可能性がある。リネカー氏は「今すぐに8000万ポンド(約145億円)か1億ポンド(180億円)で手放す方が理にかなっている」と今夏の移籍を後押ししている。
イングランドが誇る点取り屋の去就は、今後も大きな注目を集めることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)