浦和“新10番”中島翔哉、横浜FM戦で起用か スコルジャ監督示唆「出場機会を与えたい」
リーグ再開戦(6日)で横浜F・マリノスと対戦
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は8月4日に定例のオンライン会見を実施。6日に行われる横浜F・マリノスとのリーグ戦に向け「ピッチに立っている間は150%の力を発揮するように期待したい」と話し、新加入の10番MF中島翔哉について「できればマリノス戦で出場機会を与えたい」と話した。
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浦和は今夏のウインドーで期限付き移籍から復帰のDF宮本優太、タイ1部ムアントンから期限付き移籍の同代表MFエカニット・パンヤ、スペイン名門バルセロナのBチームに当たるバルセロナ・アトレティックを退団していたMF安部裕葵、トルコ1部アンタルヤスポルを退団した元日本代表MF中島翔哉を獲得した。「ロッカールームに新たな選手を入れるというのは非常に大事なことだ。強度の高い、消耗する前半戦を戦ってきた。メンタルの面、スキルの面でも新たな力を加えたいと思っていた」と話したスコルジャ監督は、特に中島と安部の高い期待を話している。
「中島に対する期待は高い。彼はチームの重要な存在になれると思う。メディカルからGOサインが出れば、できるだけ早く出場機会を与えたい。練習ではすでに大きなポテンシャルを感じることができている。私たちが必要としている10番、トップ下タイプだと思う。スキルが高くいいラストパスがある。シュート力もある。スキルがあるので、狭いところのコンビネーションでキープするのを期待している。今よりファイナルサードでのキープ力は高くなるだろう。安部も練習へ参加する部分が増えてきている。いいクロスやドリブル、高いスキルがあり興味深い。ただし、彼の能力を試合で発揮させるために焦ってはいけない。スタメン、レギュラーに入る存在になると期待している」
そのうえで安部については「8月に出場することはないと思うが、10月より前に出場することを望んでいる」とコメント。そして中島については「可能性は考えているが、最終的な判断は明日のトレーニング後になる。私はできればマリノス戦で出場機会を与えたい。ただし、余計な怪我のリスクは避けたい」と、6日のゲームが浦和デビューになる可能性を示唆した。
天皇杯で一部サポーターが騒動、指揮官は試合に集中「ベストを尽くしたい」
浦和は2日に天皇杯4回戦の名古屋グランパス戦に0-3で敗戦。試合後の騒動でクラブから一部サポーターへの処分も発表されているが、スコルジャ監督は「起こったことのすべてのディテールを把握しているわけではない。私のほうでこうだったと判断することはできない。そして今は今シーズンで最も重要な試合に向けて準備している。その試合に向けて、選手やスタッフを競技面に向けて集中させたい。選手たちを試合に向け、ピッチ上に向けて集中させたい。重要な試合に勝利を収めるため、自分もベストを尽くして集中したい」と話すにとどめた。
横浜FMは4位の浦和に勝ち点6差を付けた2位にいるチーム。指揮官は「私たちは水曜日に試合をしていてマリノスにはなかったことも考慮しないといけない。ハイプレスにも方向性を持たせ、できるだけ効率的なものにしたい。また、メンバー選びも考えないといけない。明日は血液検査も行い、選手たちの疲労度も確認したいと思う。リーグ戦で今までで最も重要な試合になるかもしれない。15分だろうと90分だろうと、ピッチに立っている間は150%の力を発揮するように期待したい」と、力を込めていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)