カイセド、急転ブライトン残留が浮上 今夏移籍が確実視も…190億円の評価額オファーなし
クラブの評価額に見合うオファーが届かず残留する可能性が浮上
イングランド1部ブライトンのエクアドル代表MFモイセス・カイセドは今夏の移籍が確実と見られていたが、クラブの評価額に見合うオファーが届かず残留する可能性が浮上している。
カイセドは昨季プレミアリーグ6位に大きく貢献し、カタール・ワールドカップ(W杯)にも出場。1月の移籍市場でもアーセナルやチェルシーが獲得に動いた。しかし、ブライトンはオファーをすべて拒否し、カイセドと2027年まで契約を延長していた。
今夏も引き続きカイセドはプレミアリーグのビッグクラブから狙われており、現在はチェルシーが積極的な動きを見せている。マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いる同クラブは4度目の入札で7500万ポンド+ボーナスの計8000万ポンド(約145億円)を提示したが、ブライトンはこの条件でも首を縦に振らなかった。
英公共放送「BBC」によれば、これまでのところでブライトンの評価額を満たすオファーは届いておらず、今後もこの状況は変わらない見込みだという。リバプールへ渡ったアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターに続いてステップアップの移籍は確実と見られていたカイセドだが、このままブライトンに残る可能性が浮上している。
英紙「デイリー・メール」によれば、ブライトンのカイセドの評価額は1億500万ポンド(約190億円)だという。これは今夏にアーセナルがウェストハムから獲得したイングランド代表MFデクラン・ライスの移籍金と同等の評価。ブライトンはカイセドを安売りするつもりは毛頭ないようだ。
クラブ史上最高位となるプレミアリーグ6位、そして初のUEFAヨーロッパリーグ出場権獲得に大きく貢献したカイセドは今季もブライトンの一員として開幕を迎えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)