ドイツに1-1で引き分け、今大会は1分2敗で終了

　韓国女子代表は8月3日、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ（W杯）グループリーグ最終戦でドイツと対戦。1-1で引き分け、今大会未勝利で敗退が決まった。韓国メディアは「奇跡は起きず」と伝えている。

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　H組は女子FIFAランキング2位のドイツが本命視されたが、第2戦でコロンビアに敗れる波乱。コロンビアが勝ち点6、ドイツとモロッコが勝ち点3、2連敗の韓国が勝ち点0という状態でスタートした。

　韓国は5点差で勝利したうえでコロンビアがモロッコに勝利するという厳しい条件の下ながら、前半6分に相手最終ラインの中央でがら空きになったスペースでMFチョ・ソヒョンがボールを受けるとGKとの1対1を決めて先制。それでも勝利すれば得失点差の関係で突破が確実なドイツは前半42分にエースFWアレクサンドラ・ポップが同点ゴール。その後、お互いに決定打は出ず1-1のまま終了となり、両国とも敗退が決まった。

　韓国紙「朝鮮日報」は「韓国、奇跡は起きず」と見出しを打ち、グループHで1分2敗、8年ぶりのベスト16進出ならず、最下位に終わった韓国女子代表について伝えている。

「韓国の選手たちはわずかでも希望はあると闘志を見せたが、奇跡は起こらなかった。ドイツの立場からすれば、韓国を倒して2勝目を挙げるべきだったが、韓国はこれを許さなかった。結局、韓国とドイツが並んで敗退。ドイツの選手たちは試合後、茫然とした表情でしばらくグラウンドを離れることができなかった」

　韓国にとっても、ドイツにとっても今大会はほろ苦い結果となってしまった。