メッシ、自身加入後ノーゴールの同僚FWへPK譲渡の粋な計らい 英紙称賛「気品を示した」

インテル・マイアミのリオネル・メッシ【写真:ロイター】
インテル・マイアミのリオネル・メッシ【写真:ロイター】

メッシ加入以降、ノーゴールだったマルティネスはPKを決めて得点

 米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間8月2日に行われたリーグカップのオーランド・シティ戦で2得点を決め、3-1での勝利に貢献した。加入3試合で5得点とさすがの実力を見せつけているメッシは、その一流の振る舞いも注目を集めている。

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 オーランド・シティとの試合でメッシは前半7分に胸トラップからのボレーシュートでゴールネットを揺らし、チームに先制ゴールをもたらした。

 そして1-1と同点で迎えた後半開始早々にインテル・マイアミはPKを獲得。本来のキッカーはメッシだが、メッシはベネズエラ代表FWホセフ・マルティネスにPKを譲った。マルティネスはこのPKをきっちりと成功させ、再びリードを奪った。後半27分にはマルティネスのアシストからメッシがこの試合2得点目を記録し、インテル・マイアミは3-1で勝利を収めた。

 英紙「デイリー・ミラー」は、「苦戦しているチームメイトにPKを与える気品を示した」「このアルゼンチン人はマルティネス、そしてチーム全体にとってこのゴールがどれほどの意味を持つのか理解していた」と同僚にPKを譲ったメッシの振る舞いを絶賛している。マルティネスはメッシ加入以降ノーゴールが続いており、この1点が起爆剤となることを期待されている。

 新天地デビューから3試合連発で計5得点とアメリカのピッチでも極上のパフォーマンスを見せているメッシは、チームメイトを思いやるその振る舞いも脚光を浴びている。

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