「日本に打ちのめされた」 スペイン女子10番が敗戦で抱いた“苦悩”、決勝Tの奮起誓う「また同じことが起こらないよう…」
なでしこジャパン相手に0-4の敗戦、10番エルモソが試合を回顧
7月31日に行われたオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終戦で、なでしこジャパン(日本女子代表)に0-4で敗れたスペイン女子代表。母国メディアは10番を背負うFWジェニファー・エルモソの苦悩のコメントを取り上げている。
スペインはC組で日本、ザンビア、コスタリカと対戦。初戦のコスタリカ相手に3-0、続くザンビア戦で5-0の快勝を飾ったが、最終戦で日本相手に苦戦した。6割強のボール保持率を誇ったスペインだったが、カウンターで隙を突かれ4失点。今大会初の黒星となっている。
それでも2勝1敗でC組2位となり、決勝トーナメントへ進出。8月5日のスイスとの対戦に備えるなか、10番エルモソの苦悩のコメントをスペイン紙「AS」が取り上げている。
「日本には打ちのめされました。想像もしていなかった結果です」と、なでしことの対戦に反省の言葉を述べたエルモソ。「先日の試合から、次にページをめくり、自分たちが犯したミスに懸命に取り組んでいく」と、次のスイス戦に向けて切り替えていると話した。
エルモソは「ここはW杯。日本は素晴らしい試合をした。試合に負けたからといってすべてを台無しにするわけにはいかない」と奮起を誓う。そのうえで「私たちに悪い結果を望んでいる人もいる」とSNS上の批判についてもコメントした。
「スペインが失敗するのを待っている人たちがいると思う。スペインの船にとどまりたくないのなら、降りるべきだと言う。私たちにとって嬉しいのは、スペインに残っているすべての人たちの応援です」
ファンへの思いを伝えると「日本戦でこのような姿を見せた以上、相手は当然、我々の弱点を突いてくるだろう」と、次に控えるスイスを警戒。今は自分たちの課題にトレーニングで取り組んでいると明かし、エルモソは「また同じことが起こらないように、客観的に、よく分析しなければならない」と気を引き締めていた。