なでしこ&森保Jに共通点? W杯“アベック勝利”が示したデータに驚き「最も低いポゼッション率」

なでしこジャパンと森保ジャパン【写真:ロイター & 高橋 学】
なでしこジャパンと森保ジャパン【写真:ロイター & 高橋 学】

対スペイン戦でなでしこは23%、森保ジャパンは18%と低い数値を記録

 オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)のグループリーグを3連勝で勝ち上がったなでしこジャパン(日本女子代表)は、最終節でスペインを撃破した。2022年の男子W杯の森保ジャパンと合わせて“アベック勝利”を飾ったなか、両者の一致する特徴が話題になっている。

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 2011年以来の女子W杯制覇を狙うなでしこジャパンは、グループリーグ初戦でザンビアを5-0、続くコスタリカ相手に2-0と勝利。迎えたスペインとの最終戦では、カウンターアタックから4-0の快勝を収めた。進んだ決勝トーナメント1回戦で、なでしこジャパンは8月5日にノルウェーと対戦する。

 一方、男子(森保ジャパン)も昨年のカタールW杯グループリーグ最終戦でスペインと対戦。前半11分に先制される苦しい展開だったが、後半にMF堂安律とMF田中碧のゴールで逆転し、見事グループ首位で決勝トーナメントへ進んでいた。

 これで日本は男女合わせて、スペイン相手に同大会で“ダブル勝利”を達成。さらにボール保持を得意とするスペインとの対戦で、男女ともに共通の特徴がデータで示されている。今大会のなでしこジャパンは、スペイン戦のポゼッション率が23%。昨年のカタールW杯での森保ジャパンが示したスペイン戦のポゼッション率は、なでしこより低い18%だった。

 データ会社「オプタ」公式X(ツイッター)ではこの数値に注目し、「FIFA女子(2011年以降)及び男子(1966年以降)W杯の1試合で、勝利チームが記録した最も低いポゼッション率 戦略」と、驚きをもって伝えている。

 W杯ではなでしこジャパン、森保ジャパンともに素早いカウンターの戦術がスペインを苦しめた結果がデータにも表れていたようだ。

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