バルサ10番、移籍濃厚のデンベレと「温かい抱擁」 ゴール直後に駆け寄る姿に脚光「友人にゴールを捧げた」
ミラン相手に決めた決勝ゴールでファティがデンベレの下へ
スペイン1部バルセロナは現地時間8月1日のアメリカツアー最終戦で、イタリア1部ACミランを1-0で破った。決勝弾を挙げた若き10番FWアンス・ファティが、得点後に真っ先に駆け寄った人物に注目が集まっている。
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序盤はミランが主導権を握る展開となるが、後半のメンバー交代が功を奏す。20歳で背番号10を背負うファティも投入されると、後半10分だった。ペナルティーエリア内左で鋭い切り返しで相手をかわすと、右足を振り抜き左45度の位置から見事なゴールを決めている。
このゴールが決勝弾となったなか、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」はファティが得点後に駆け寄ったある人物に脚光を当てている。ファティはゴール後、パーカーのフードを被った人物の下へ。ハイタッチを交わしたのは、この試合ベンチメンバー外となったフランス代表FWウスマン・デンベレだった。
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)行きが濃厚とされているデンベレ。アメリカツアー2戦目となった7月29日のレアル・マドリード戦(3-0)ではゴールも決めていたが、ミラン戦はメンバー外となっていた。
同紙では「ファティが『PSGのことを考えているフランス人』と祝杯をあげた」と報道。「彼はボールをゴール隅に送ると、迷わず友人のデンベレを探し、彼にゴールを捧げた」とやり取りに注目している。
「このフランス人ストライカーがバルサでプレーする時間は残り少ない。温かく、素晴らしい抱擁だった」
記事では2人の笑顔の抱擁の様子に触れつつ、ファティの捧げたゴールは「並外れたものだった」と絶賛を贈った。一時はバルセロナ放出も騒がれたファティ。デンベレとの絆のワンシーンに、海外で注目が集まっていたようだ。