天皇杯ベスト8が決定! 熊本がFC東京撃破もJ1勢が意地を見せる…C大阪はPK戦で湘南に敗れる
JFL勢で勝ち残ってきた高知は川崎に敗れる
第103回天皇杯は8月2日に各地で4回戦(ベスト16)の試合が行われた。5チームが勝ち残っていた下部カテゴリーのチームだが、J2勢のロアッソ熊本がFC東京に勝利したほかはJ1勢が意地を見せる形でベスト8が決まった。
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JFL勢で勝ち残ってきて注目された高知ユナイテッドSCは、川崎フロンターレと対戦。ハツラツとしたプレーを見せる高知は後半に決定機を作り出すも、川崎の体を張ったディフェンスでゴールを逃す。するとラスト10分でコーナーキックのこぼれ球をDF佐々木旭に押し込まれて失点。このまま川崎が1-0の勝利をおさめ、高知の挑戦を退けた。
また、J2勢で前回大会の優勝まで駆け上がったヴァンフォーレ甲府はヴィッセル神戸と対戦。前半20分にFW宮崎純真のゴールで先制したが、ハーフタイムで神戸がFW大迫勇也とFW武藤嘉紀を投入。後半11分に追いつくと、その後は武藤と大迫が追加点を挙げ、最後はFWジェアン・パトリッキもゴールして4-1の勝利。前線のクオリティーを見せつけた。
そして、J2で首位の町田ゼルビアはアルビレックス新潟と対戦。試合終盤までスコアレスで進んだゲームだったが、新潟の途中出場FW小見洋太が決勝点を奪い1-0の勝利を収めた。
そうした中でJ2勢ではロアッソ熊本がFC東京と対戦すると、前半4分にMF平川怜が先制ゴールを決めるスタート。後半9分にはFW松岡瑠夢が追加点を奪い、2-0の勝利でベスト8入りを決めた。栃木SCはアビスパ福岡と2-2の同点で延長戦にもつれ込む接戦を展開。福岡は延長後半8分にFWルキアンがゴール前のこぼれ球を押し込んで勝ち越し、さらに1点を追加して4-2で勝利。120分の戦いで8強の切符を勝ち取った。
J1勢同士の対戦では、サウジアラビア移籍前のラストゲームになったFWマテウス・カストロの先制ゴールなどで名古屋グランパスが浦和レッズに3-0の勝利。柏レイソルはMF椎橋慧也の決勝ゴールで北海道コンサドーレ札幌に1-0で勝利した。
湘南ベルマーレとセレッソ大阪の対戦は1-1で延長戦まで終えてPK戦に突入。C大阪はGKヤン・ハンビンが5人目と6人目をストップしたが、5人目のMF香川真司、6人目のFW北野颯太はいずれも決めれば勝利のキックを決められず。逆に湘南は香川のキックを止めていたGKソン・ボムグンが7人目もストップしてPK戦のスコア5-4で勝利した。
準々決勝以降のゲームは、4日にあらためて組み合わせ抽選会が行われて対戦カードが決定する。
(FOOTBALL ZONE編集部)