Jリーグの秋春制シーズン移行、4つの分科会で研究 「総合的な検討」への移行段階と説明
フットボール分科会、事業・マーケティング分科会、降雪地域分科会、経営管理分科会で研究
Jリーグは8月2日、秋春制へのシーズン移行に関する第4回目のメディアブリーフィングを行い、窪田慎二執行役員、樋口順也フットボール本部長が出席。4つの分科会で研究を進め、「統合的な検討に移ろうとしている」と説明している。
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Jリーグの樋口順也フットボール本部長からは、統合的な検討の頭出しの話し合いを進めており、「フットボール分科会」「事業・マーケティング分科会」「降雪地域分科会」「経営管理分科会」の各分科会で、研究を重ねているという。
■フットボール分科会
・試合日程シミュレーションの確認
・フットボール水準のデータに関する意見交換
・移行する場合の「移行期の大会方式」の初期整理
・JFL/地域リーグ/大学/高校への影響の初期整理
・スタジアム確保への影響も重要論点であることの確認
・「シーズンオフ・ウィンターブレークの過ごし方」の整理を開始
■事業・マーケティング分科会
・試合日程シミュレーションを基に入場者数シミュレーションを開始
・移行する場合のマーケティング計画の初期整理
・各種ステークホルダーに関連する検討事項の確認
・マーケティング担当のグループ討議を実施
・事業担当のグループ討議を実施
■降雪地域分科会
・降雪地域の施設関連における情報共有
・試合日程シミュレーションの確認
・12月/2・3月のホーム開催NG期間の確認
・遠方でキャンプを行いながら試合をする期間の確認
・追加発生するキャンプ負担の確認
・基礎的な気象データの共有
■経営管理分科会
・移行期(0.5 or 1.5)の検討事項の確認
・決算期の検討事項の確認
・税務の検討事項の確認
・クラブライセンスの検討事項の確認
・P/Lへの影響の検討事項の確認
・資金繰りへの影響の検討事項の確認
今後、各担当者を巻き込みながら実行委員会、理事会で検討を重ねていく予定で、樋口フットボール本部長は「9月はほとんどの情報が揃った段階で、Jリーグはどちらの方向に向かっていくか話し合えると思う」と語っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)