6位岡山が後半ATに起死回生の決勝弾! 3位松本を2-1で破りJ1昇格PO決勝に進出

赤嶺の劇的な一撃が決まり、岡山が2-1で雨中の激闘を制す

 今季のJ2リーグ3~6位の4チームで争われるJ1昇格プレーオフ準決勝が27日に行われ、6位ファジアーノ岡山が3位松本山雅FCを2-1で破り、12月4日の決勝へと駒を進めた。

 最終節までコンサドーレ札幌、清水エスパルスと激しい昇格争いを繰り広げながら、得失点差で自動昇格を逃した松本にとって、ホームで迎える準決勝は苦戦が予想された。岡山には5戦連続未勝利(2分3敗)と苦手としている相手であり、今季の対戦でも第18節は敵地で1-2と敗れ、第35節はホームで1-1の引き分けに終わっていた。

 もっとも、J1昇格プレーオフのレギュレーションでは同点の場合は成績上位が勝ち抜ける。失点しなければ良い松本だったが、雨の中でキックオフされたゲーム序盤から積極的に敵陣でゲームを進めて先制点を奪いにいく。

 だが、先にスコアを動かしたのはアウェーの岡山だった。前半23分、自陣からのロングボールをFW赤嶺真吾がセンターサークル付近で後方にフリック。この絶妙なボールにFW押谷祐樹が反応してドリブルで持ち込み、ペナルティーエリア手前で右足を振り抜きゴール左隅に決めた。決勝進出には勝つしかない岡山が、理想的なカウンターから貴重な先制点を決めて前半を終えた。

 

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