女子W杯でスペインは「予期せぬ挫折を味わった」 日本戦惨敗に母国紙も警鐘、チーム立て直しへ「かなり改善しなければ…」
日本戦は「チームの弱点の1つを見せるには十分だった」
スペイン女子代表は、7月31日に行われたオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終戦でなでしこジャパン(日本女子代表)に0-4で敗れた。母国メディアは「かなり改善しなければならない」と日本戦の反省を報じている。
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スペインはグループリーグで日本、ザンビア、コスタリカと同組になった。初戦でコスタリカに3-0、第2戦でザンビアを5-0で下し、最終戦で同じく2連勝していた日本と激突した。
序盤からポゼッションを高め、6割強のボール保持率を誇ったスペイン。しかし日本のカウンターアタックで前半に3失点。後半40分にも失点を重ね、0-4で今大会初の黒星となってしまった。
この惨状をスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」も報道。「かなり改善しなければならない」と、決勝トーナメントへ向けたチームの立て直しが必要だと警鐘を鳴らしている。同紙はスペインが「予期せぬ挫折を味わった」と日本戦を評価。「そこで起きたことは取り返しがつかない」と主張しつつ、今後への改善点を挙げている。
記事では「指揮官はコスタリカ戦の後、相手に素早い攻撃を仕掛けるチャンスを与えないよう、もっと上手くゲームを進める必要があったと警告していた」と、初戦ののちに監督が挙げた反省点に再度注目。「日本との対戦は、チームの弱点の1つを見せるには十分だった」と改めてカウンターへの警戒を強めるべきだとした。
そのうえで、「同じ選手たちの士気と体力を回復させ、スイス戦に臨めるようにすることが重要だ」と主張。決勝トーナメントまでの数日間で、どこまでスペインが立て直してくるのか。母国メディアも日本戦の敗戦から、さらなるチームの進化を望んでいた。