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ヴァーディが607分間「枠内シュート0本」の衝撃 プレミア11戦連発から1年後の凋落
レスターのエースが陥った今季の不振ぶりを指摘
昨季、プレミアリーグで24得点を挙げた男に何が起きているのだろうか。レスター・シティのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディは、26日のミドルスブラ戦(2-2)に先発出場するも無得点に終わった。約1年前にプレミア新記録となる11試合連続ゴールを達成していたが、現在は9戦連続ノーゴールとわずか1年で対照的な結果となっている。
ヴァーディは昨季、その圧倒的なスピードと運動量でレスター最大の武器と言えるショートカウンターを支え、奇跡のリーグ初制覇の立役者となった。第4節(2015年8月29日)のボーンマス戦から第14節(同11月28日)マンチェスター・ユナイテッド戦まで11試合連続ゴールを決めてプレミア新記録を打ち立て、最終的にはリーグ2位の24得点を叩き出していた。
しかし、英サッカー専門メディア「Squawka」のツイッターは、ヴァーディの調子がこの1年で一変したことを伝えている。レポートによると、11戦連発の記録達成から364日が経過した今、レスターの背番号9は607分間もの間、枠内シュートを放てずにいるという。その転落ぶりは話題となっており、英メディアで「ヴァーディは新たな一発屋となってしまうのか」と特集を組まれるほどだった。
ヴァーディはミドルスブラとの一戦でも、前半42分に日本代表FW岡崎慎司のパスを受けてゴール前でフリーとなったが、シュートを決めきれなかった。相手を置き去りにする速さだけでなく、左右両足から放つ正確なシュートがゴールラッシュを支えていたが、一度狂った歯車はそう簡単に直すことができないようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images