浦和MF中島翔哉が発し続けてきた「楽しむ」の真意 新10番が抱くエースへの覚悟とは?「決定的な仕事を」
オンラインでの会見で意気込みを語った
浦和レッズは8月1日に元日本代表MF中島翔哉の加入会見をオンラインで実施した。2017年6月にポルトガル移籍をして以来、約6年ぶりにJリーグでプレーする中島は「10番というのはチームを勝たせたり、決定的な仕事をしたりする選手。そこを見せられたら」と、その意気込みを語った。
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中島は東京ヴェルディ、カターレ富山、FC東京でプレーした後にポルトガルへ移籍。カタールやUAEでのプレーも経験し、6月まではトルコのアンタルヤスポルでプレーしていた。16年にはリオデジャネイロ五輪でプレーし、日本代表では19試合5ゴールの成績を残している。その代表チームや海外クラブでも「10番」をつけたが、今回の浦和ではシーズン前半戦を終えて元スウェーデン代表MFダヴィド・モーベルグが移籍したのに伴って空き番号となったエースナンバーを背負うことになった。
その「10番」について中島は「10番というのはチームを勝たせたり、決定的な仕事をしたりする選手。そこを見せられたら」と意気込む。土田尚史スポーツダイレクター(SD)も「たまたまこのタイミングで空き番号になったのは大きな理由の1つ。責任のある番号だと思っている。我々の求めている10番を付けるプレーヤー像を理解してくれていると思うし、そこを思い切り発揮してもらえれば」と期待を込めた。
また、日本代表時代から「楽しむ」という言葉を多く発してきた中島だが「僕も勝つのが好き。勝敗がどうでもいいという感じで言っているのではなく、勝つためにいいプレーをした時は、本当に楽しくプレーできている。好き勝手やるとかではなく、心から楽しんでいるときは自然とチームでいいプレーをしていると思っているので、そう表現している。そういうプレーができれば浦和レッズの勝利に貢献できると思う。楽しみながら頑張りたい」と、その言葉の持つ意味を語った。
海外でのプレーで成長を感じた部分など、自身のプレーについては「ここで話すよりピッチで見てもらった方が」と笑みを浮かべた。「チームの決まり事やコンセプトもしっかりやりつつ、攻撃では自分にしかできないこともあると思う。ピッチでいいプレーを見せられるようにしっかり準備したい」と話す中島が約6年ぶりに立つJリーグのピッチでどのようなプレーを見せるのか注目される。