“快進撃”なでしこジャパンは「USAのプランを複雑にする」 GL2位突破なら準々決勝で日本と対戦か…米メディア警戒

なでしこジャパンの快進撃に米メディア注目【写真:ロイター】
なでしこジャパンの快進撃に米メディア注目【写真:ロイター】

「FOXスポーツ」が決勝トーナメントの勝ち上がりをシミュレーション

 なでしこジャパン(日本女子代表)はオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終戦で、7月31日にスペインと対戦。4-0の快勝を収め、3連勝でグループC1位通過を決めた。12年ぶりの頂点へ期待が高まるなか、女子W杯2連覇中の女王が早くも日本に警戒を高めているようだ。

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 日本はスペイン戦、前半立ち上がりからボールを握られるもすぐに嫌な空気を振り払う。前半12分にMF遠藤純からのスルーパスに反応し相手GKとの1対1を冷静に沈めると、前半29分にはFW植木理子のゴールで追加点。同40分にはショートカウンターから宮澤がこの日自身の2点目を挙げた。

 後半に入ってからも日本は相手に隙を見せず。同37分に右サイドのタッチライン際でDF守屋都弥からのスローインを受けたFW田中美南がそのままドリブル突破し、ペナルティーエリア内から左足シュートを豪快に蹴り込んだ。

 日本の強さは女子サッカー大国アメリカにも強い印象を与えたようだ。米スポーツ局「FOXスポーツ」はこのほど、「スペインを支配した日本の姿勢がチームUSAのプランを複雑にする」と題しグループリーグ最終戦の快勝劇に注目した。

 記事では、アメリカがグループEを2位で突破した場合のシミュレーションを展開。この場合、ラウンド16でG組を1位突破する可能性が高いスウェーデン(FIFAランキング3位)との対戦になり、勝ち抜けたとしても準々決勝で好調を維持している日本と対戦するシナリオが残されている。そのため、2位では決勝トーナメントが“茨の道”になると見ているようだ。

 また、アメリカがグループEを1位突破した場合でもスペインと準々決勝で対戦する可能性があり、こちらも簡単ではないとの見方を示している。

 アメリカは8月1日、グループE首位通過を懸けてポルトガルと対戦。日本と準々決勝で対戦というシナリオを避けるためには重要な一戦となりそうだ。

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