「バッジョを思い出した」 なでしこFW、個人技でスペインDFを翻弄…“完璧コース弾”にFIFA公式も取り上げ話題「まじでえぐい」
後半途中出場から完璧なコースに左足シュートを打ち込む
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月31日、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終戦でスペインと対戦し4-0と圧倒した。後半途中出場から、ダメ押しの一撃を見舞ったFW田中美南のゴールにFIFA(国際サッカー連盟)公式SNSも注目。反響は収まっていないようだ。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
グループリーグ2連勝ですでに決勝トーナメントへの進出を決めていた日本とスペイン。直接対決となった最終戦ではポゼッション率6割でボール保持したスペインを、前半のうちに日本が見事なカウンターアタックの3得点で苦しめた。
後半に入り、途中出場となった田中は持ち前の個人技を披露。同40分に右サイド自陣のスローインから縦でボールを受けた田中は、ライン際で上手く相手と身体を入れ替え突破する。一気にスピードに乗り中央へ斜めのコースでドリブルすると、対峙したDFイレーネ・パレデスを右足シザースで翻弄し左足を振り抜いた。
放った一撃はGKも届かないゴール左上の際どいコースに決まり、田中は天を見上げ喜びを露わにしている。FIFAの日本語版公式X(旧ツイッター)でも「まさに芸術、完璧なコース」と取り上げると、SNS上では「90年のロベルト・バッジョを思い出した」「これ以上ない完璧なコース」「何度見ても美しい!」「まじでえぐい」「止めれるわけない」と絶賛の声が改めて寄せられた。
グループリーグ初戦のザンビア戦では、2度ネットを揺らすもVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入で取り消しに。3度目のネットインでやっと得点が認められるという悔しい場面もあった。スペイン戦では短い出場時間のなか、個人技で誰もが納得のゴラッソを決めた田中。決勝トーナメントでも、その存在は必ず必要になるはずだ。