なでしこは「12年ぶり女王への旅を続けている」 スペイン撃破のW杯3連勝に韓国注目
スペイン相手に4-0で快勝、3連勝でグループ首位通過
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月31日、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終節スペイン戦で4-0と快勝。グループ首位通過で決勝トーナメント進出を決めた。大会2連敗中の韓国メディアは、「日本は12年ぶりにチャンピオンになる旅を続けている」と伝えている。
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日本はスペイン相手に序盤から押される展開に。それでも前半12分、左サイドに開いたMF遠藤純から、相手の最終ライン背後に絶妙なスルーパス。ここにFW植木理子とMF宮澤ひなたが反応し、ボールをコントロールした宮澤が相手GKとの1対1を冷静に決めた。
前半29分に植木のゴールで追加点を挙げた日本は、同40分にもショートカウンターからチャンスを作り出す。相手のパスミスをハーフライン辺りで拾った日本は、素早い攻撃を展開。中央の植木がボールを運ぶと、右から追い越すように上がった宮澤へ。ファーストタッチでペナルティーエリア内へ上手く侵入すると、右足を振り抜く。これで再びネットを揺らした宮澤がこの日自身の2点目をゲットした。
スペイン相手に3点リードを奪って後半に臨んだ日本は、同37分に右サイドのタッチライン際でDF守屋都弥からのスローインを受けたFW田中美南が相手に競り勝って中央へドリブルで進出。そのままペナルティーエリア内から左足シュートを蹴り込んで4-0とリードを広げて快勝した。
韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は「3戦3勝、11得点0失点の日本、12年ぶり優勝に挑戦」と見出しを打ち、グループ首位で決勝トーナメント1回戦に駒を進めた日本について速報している。
「日本は凄かった。ザンビアとコスタリカに完封勝利を飾り、早くもベスト16進出を決めた。スペイン戦の結果で、首位と2位が決まる状況だった。日本の快進撃はそこで終わりではなく、スペインにまで完勝。結局、3戦3勝、11得点0失点という驚くべき成績でグループリーグを通過した。その時点で、A組からC組までの12か国で唯一の全勝だ。日本はベスト16でA組2位のノルウェーと対戦。12年ぶりにチャンピオンになる旅を続けている」
今大会、2連敗と苦しい状況の韓国は、日本の快進撃に注目していた。