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ノルウェー女子監督、ベスト16で対戦の日本を警戒 「ペースと効率の良さに感心した」
リーセ監督は日本のカウンターを評価
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月31日、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)で、グループリーグ最終戦のスペイン戦に4-0で勝利した。決勝トーナメント1回戦で対戦するノルウェーのヘーゲ・リーセ監督は、「日本チームのペースと効率の良さに感心した」とコメントしたという。
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日本は2連勝でスペインとともに突破を決めた状態で最終戦を迎えた。スペインがボールを持つ展開になったものの、日本は奪ったところからの鋭いカウンターを発動。MF宮澤ひなたが2ゴールし、FW植木理子とFW田中美南が1ゴールずつをマーク。この結果、日本が首位通過して決勝トーナメント1回戦ではグループAを2位で通過したノルウェーと対戦する。
ノルウェーメディア「NrK」によると、ノルウェーを率いるリーセ監督は日本とスペインの試合を滞在先のホテルでチェックしたとして、報道陣に「日本チームのペースと効率の良さに感心した。ボールを保持するスペインに対して、5-4-1という戦術を見事に成功させ、ダイレクトで効果的なカウンターアタックを見せた。ただし、私たちが彼女たちと対戦する時は、おそらくまた違った試合になるだろう」とコメントしたという。
一方で、同メディアのレポートでは「日本が相手で良かったのではないか。スペインとは何度か対戦したことがあるが、自分たちはまだまだだと痛感している。少し前にスペインとトレーニングマッチを行なったが、完全に圧倒された。スペインが4-2で勝ち、自分たちがスペインに苦戦していることは知っている」として、「ノルウェーの強みの1つは、優勝候補である日本チームに対して、選手たちの期待のプレッシャーが少ないことだろう。期待の低さはプラスに働くのではないか」と、記憶に新しい敗戦の経験があるスペイン戦よりは望ましいという、解説者の意見が掲載されている。
今大会のノルウェーは初戦で開催国ニュージーランドに女子W杯の初勝利を献上する入りになったが、スイスに引き分けたのちにフィリピンを6-0で下している。ノルウェーは、女子W杯では前身のFIFA女子サッカー選手権時代に優勝1回、準優勝1回の実績を持つ女子サッカーの伝統国だが、8月5日に行われる決勝トーナメント1回戦に向け日本に対するかなりの警戒感を持って臨んでくることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)