全北現代がACL優勝、12月のクラブW杯へ! アル・アインは元広島ドウグラスが痛恨のPK失敗

決勝第1戦はホームの全北が2-1で勝利 第2戦はアル・アインに逆転のチャンスも…

 今季のアジア王者は全北現代(韓国)に決まった。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は現地時間26日に決勝のセカンドレグが行われ、全北がアル・アイン(UAE)とのアウェーゲームを1-1の引き分けに持ち込み、ファーストレグとのトータル3-2で優勝を決めた。アル・アインは、昨季サンフレッチェ広島でプレーしたFWドウグラスのPK失敗が痛恨になった。

 全北がホームでの初戦を2-1で制して迎えたゲームは、真っ白な衣装に身を包んだサポーターでスタンドが埋まる中東特有の雰囲気のなか、ホームのアル・アインはハイペースで攻撃の圧力を掛けた。夏に鹿島アントラーズから移籍したMFカイオ、元広島FWドウグラス、快速コロンビア人FWアスプリージャらを、UAE代表のゲームメーカーMFオマル・アブドゥルラフマンが操る破壊力のあふれる攻撃陣が次々に仕掛けた。

 しかし、先制点は全北に生まれた。前半30分、コーナーキックを合わせた全北MFハン・キョウォンが蹴り込み先制。開始5分で負傷したMFリカルド・ロペスに代わって出場の選手が大仕事をやってのけた。しかし4分後、アル・アインは元鹿島MFカイオのクロスを韓国代表FWイ・ミュンギュが決めて同点に追いついた。

 さらに同43分、アル・アインは全北DFの不用意なトラップミスを奪ったFWアスプリージャが倒されてPKを獲得。このチャンスに元広島FWドウグラスは左足でゴール右上を狙ったが、シュートはクロスバーを超えて失敗に終わった。トータルスコアでも同点に追いつける状況だったが、終わってみればこのPK失敗が勝敗の分かれ目となった。

 

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