チェルシー、ムバッペ獲得へ「直接交渉を行った」 PSGとオーナーが会談か…英メディア報道
今夏の去就が注目される
イングランド1部チェルシーのオーナーであるトッド・ベーリー氏は、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)が今夏のうちに放出を目指すフランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得に向けて交渉を開始したようだ。英メディア「Daily Record」が報じている。
2024年のスペイン1部レアル・マドリード加入ですでに合意済みと伝えられるムバッペはPSGとの契約問題に揺れ、今夏の去就問題が過熱している。クラブは契約延長に応じなければ今夏中に売却する方針で、サウジアラビア1部アル・ヒラルからサッカー界史上最高額となる3億ユーロ(約467億円)のオファーが届くとムバッペに交渉を許可した。しかし、ムバッペはサウジアラビアへの移籍は拒否していた。
ムバッペ自身はPSGと契約を全うする考えを崩していないようだが、PSGは移籍金が発生する今夏の放出へ動いている。そうしたなか、新たに関心を示したとされるのがチェルシーだ。記事によれば、「PSGはムバッペが2023-24シーズンから先の契約延長を拒否したことで、彼を正式に移籍市場に置いた。これが獲得に動くチェルシーを勇気づけた」と報じ、さらに「PSGのナセル・アル・ケラフィ会長は、チェルシーのオーナーであるトッド・ベーリー氏と移籍について直接交渉を行った」と、伝えている。
昨シーズンを12位で終えたチェルシーにとって、攻撃の核となるムバッペを獲得できれば大きな戦力アップになるが、レアルへの思いを公言してきたムバッペは、UEFA主催大会にも出場しないチェルシーへ2023-24シーズンに移籍するかは難しいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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