横浜FCの助っ人GK、日本語がなぜ流暢?「ドラゴンボール、ポケモンが役立った」 元同僚の宮市亮に相談も「熱心に話し合った」
ドイツメディアのインタビューに応じた
J1横浜FCに所属するドイツ人GKスベンド・ブローダーセンは日本で有意義な時間を過ごしている。ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」が特集している。
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現在26歳のブローダーセンは母国ドイツのザンクトパウリ下部組織出身で、2019年にトップチームデビューを果たした。その後、21年7月に横浜FCへ完全移籍すると、守護神として活躍。昨季はJ1昇格へ大きく貢献をした。
今季はシーズン開幕から欠場が続いたものの、4月23日のJ1リーグ第9節ガンバ大阪戦(1-1)でスタメン復帰すると、以降正ゴールキーパーの座を守って13試合に出場している。
同メディアは言語の壁に当たりながらも、熱心に勉強を続けて流暢になったブローダーセンについて特集。インタビューに応じたブローダーセンは「最初の6か月間は、相手に自分の名前、年齢、職業を伝えることしかできませんでした。日本語は他の外国語より難しいものではありませんが、続けなければなりません。毎日勉強しています。また、個々の言葉はイントネーションや声の高低によって意味が異なります。チーム内で孤立しないように、言語と文化を理解することが重要でした」と、日本語の勉強に勤しんだことを明かしている。
日本語のレッスンに加えて、「おかしな話ですが、ドラゴンボール、ポケモン、遊戯王を学ぶのに役立ちました」と、アニメを見て勉強したという。
またザンクトパウリから日本へキャリアを移した理由を「常に新しいことにオープンで、視野を広げたいと思っています。だからこそ、私はFCザンクトパウリ時代に心理学を学び始めました。元チームメイトの宮市亮(横浜F・マリノス)とは、日本への移籍について長く熱心に話し合いました。この移籍に伴い、私は従来の快適な場所から抜け出したいと思いましたし、横浜FCは人として、アスリートとして私と契約したいと本当に思っていたと感じました」とし、「ドイツを離れたら、新しい外国語を学べる国に行きたいと思ったのは明らかでした」と、新たな言語を学びたかったようだ。
勉強熱心なブローダーセンだからこそ、異国の日本でもこの充実した日々を過ごせているのだろう。