残留を決意した最大の決め手は…

　それでも残留を決意した最大の決め手は「サポーターの皆さんの存在」だったという。

「2010年にフロンターレに入って以来、試合に出れない時も常にそばで温かい言葉をかけていただき支えてもらってきました。皆さんの声に苦しい時も助けられました。等々力のあの雰囲気のおかげで頑張ってこれました」

　先日のチャンピオンシップは負傷の影響で欠場しており、「チームの力になれなくて不甲斐ない気持ちでいっぱいでした」と悔しさを滲ませている。そして「その時に思いました」と胸の内を明かす。

「やっぱり僕はフロンターレでタイトルがとりたいんだな…と。他のチームでとっても意味がないとその時に強く思いました」

　来季も“川崎の小林”として走り続けることを決意した男は、ブログの最後をこう締めくくっている。

「改めて、これからも小林悠をよろしくお願いします」

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images