バイエルンは川崎に1-0で勝利、キム・ミンジェは移籍後初出場を飾る

　ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは7月29日、プレシーズンマッチでJ1の川崎フロンターレと対戦し、1-0で勝利した。韓国代表DFキム・ミンジェにとっては移籍後初出場。試合後に川崎のGKチョン・ソンリョンとユニフォームを交換する姿が見られたが、その後の取材で「選手として韓国人と他国で会うのは初体験だった」と明かしている。

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　昨季ブンデスリーガ11連覇を達成したバイエルンは26日にイングランド1部マンチェスター・シティと対戦し、1-2で敗れた。この試合ではキム・ミンジェの出場はお預けとなっていた。

　川崎戦の前日会見ではトーマス・トゥヘル監督がキム・ミンジェの起用を明言。その予告通り、キム・ミンジェが先発に名を連ねた。試合開始早々に川崎に決定機を生み出されるピンチを迎えたが、その後は安定したパフォーマンスを披露し、前半の45分間をプレーした。

　試合後、この日川崎のゴールマウスを守ったGKチョン・ソンリョンがミックスゾーンで対応していた場にキム・ミンジェが登場。取材陣がざわつくなか、キム・ミンジェがチョン・ソンリョンに声をかけると、互いのユニフォームを交換し、サインを書き合っていた。

　チョン・ソンリョンとのやりとりについて、記者から尋ねられたキム・ミンジェは「チョン・ソンリョン選手とは一緒にプレーしたことはなくて、選手として韓国人と他国で会うのは初体験だったけれど、素敵なやりとりができた」と回答した。

　昨季ナポリのセリエA優勝に大きく貢献したキム・ミンジェは、アジア人史上最高額となる5000万ユーロ（約78億円）でバイエルンへと加入。満を辞して初出場を飾ったわけだが、デビュー戦の対戦相手に同胞の韓国人選手がいたのは、キム・ミンジェにとっても喜ばしいことだったのかもしれない。