高校サッカー総体、波乱の幕開け V候補・神村学園&静岡学園がまさかの敗退…青森山田、市立船橋らが2回戦へ
7月29日に北海道で男子サッカーの競技がスタート
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)は、7月29日に北海道で男子サッカーの競技がスタート。1回戦の試合が行われるなか、優勝候補の一角だった神村学園(鹿児島)や静岡学園(静岡)が姿を消した。
午前9時30分スタートの第1試合に登場した神村学園は東邦(愛知)と対戦。後半12分までにFW山端寧生の連続ゴールで2点を先行される苦しい展開になると、MF平木駿が1点を返すも及ばなかった。神村学園はU-17日本代表にDF吉永夢稀とMF名和田我空を送り込んでいたことで注目されたが、早くも姿を消した。
また、12時キックオフの第2試合ではこちらも優勝候補の一角とされた静岡学園が登場して明秀日立(茨城)と対戦。1-1の同点でPK戦突入かと思われた後半アディショナルタイム、明秀日立のFW根岸隼が決勝ゴール。プレミアWESTで首位を独走する静岡の名門が初戦敗退となった。
一方で、プレミアEASTで首位を走る青森山田(青森)は神戸弘陵(兵庫)と対戦。前半終了間際に先制すると後半にも2点を奪い、試合終了間際に1点を失うも3-1で勝利して2回戦へと駒を進めた。
14時30分開始の第3試合では、東福岡(福岡)や国見(長崎)、富山第一(富山)といった全国高校サッカー選手権でも優勝経験を持つチームが勝ち上がった。
そのほか、昨年度の選手権で準優勝の東山(京都)が立正大淞南(島根)との接戦を3-2で制した。また、30回目の出場となる市立船橋(千葉)は遠野(岩手)に5-1で大勝。尚志(福島)は丸岡(福岡)に7-1で勝利と攻撃力を見せつけた。
30日には2回戦から登場のチームも合わせての出場全52チームが出揃う。名門の前橋育英(群馬)や昨年度の選手権を制した岡山学芸館(岡山)のプレーぶりも注目される。
1回戦の試合結果は以下のとおり。
<第1試合>
立正大淞南(島根)2-3東山(京都)
中津東(大分)1-3徳島市立(徳島)
尚志(福島)7-1丸岡(福井)
西原(沖縄)0-2帝京大可児(岐阜)
近江(滋賀)2-2(PK:4-5)成立学園(東京2)
東邦(愛知)2-1神村学園(鹿児島)
高川学園(山口)4-1金沢学院(石川)
<第2試合>
明桜(秋田)1-5帝京長岡(新潟)
遠野(岩手)1-5市立船橋(千葉)
佐賀東(佐賀)0-1山梨学院(山梨)
羽黒(山形)1-0松商学園(長野)
宮崎日大(宮崎)2-2(PK:3-4)関西大学第一(大阪2)
明秀日立(茨城)2-1静岡学園(静岡)
神戸弘陵(兵庫)1-3青森山田(青森)
<第3試合>
広島国際学院(広島)0-1帝京第五(愛媛)
国見(長崎)1-0初芝橋本(和歌山)
東北学院(宮城)1-4金光大阪(大阪1)
東福岡(福岡)0-0(PK:5-4)海星(三重)
高松北(香川)0-1富山第一(富山)
日大藤沢(神奈川2)0-0(PK:4-2)奈良育英(奈良)