鎌田大地、高校時代の意外なトレーニング方法明かす「イメージからは程遠いかも」 “丸刈り”秘話も披露「変わらないといけない」
幼少期には「重りを付けて走る」トレーニング法も
ドイツ1部フランクフルト退団後、無所属となっている日本代表MF鎌田大地が、スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」に出演し、少年時代の頃に行っていた驚きの練習方法を明かした。
フランクフルトで2021-22シーズンにUEFAヨーロッパリーグを制するなど、日本を代表するMFとなった鎌田だが、元日本代表DF内田篤人氏に「どういう練習が好きでしたか?」と問われると、「僕はもう変なアニメの見過ぎで、意味のないトレーニングかもしれないけど、両手両足に重りをつけて走ったりとか……」と驚きの内容を明かした。
笑いながら内田氏が「結構、ガッツあるタイプですか?」と聞くと、「そうですね。アニメみたいなトレーニングをしていました。アニメを見すぎていて。砂浜で両手両足に重りを付けてずっと走ったりとか、毎朝学校前にちゃんと起きて走りに行ったり、トレーニングしたり、やっていました」というと、笑っていた内田氏も「へー」と言い「このご時世に両手両足に重りを付けて走るガッツある子はいますかね」と、その練習をマネる子供の出現には懐疑的だった。
そして内田氏も、高校時代のトレーニングを明かし、「はーい!」という合図とともに右サイドバックの位置からダッシュで駆け上がり、敵陣深くでクロスを上げる練習を延々と繰り返していたことを明かす。すると鎌田も「僕は高校の時、ラグビーコートで練習をしていた。僕は高校3年の時には抜けていたので、トップチームの同い年のやつとか、スタメンで出ているやつを10、30、50と書いてあるところに1人ずつ入れて、それを1人で全員抜いていくトレーニングをしていました」と、明かした。
これを聞いた内田氏は、「久保くんじゃん! シュートの!」と、人気サッカー漫画「シュート!」のキャラクターである久保嘉晴のようだと指摘。鎌田は「高校の時は、本当にそういうトレーニングをしていましたね」と、振り返った。
内田氏が「これはためになったなという練習はありますか?」と聞くと、鎌田は「僕自身は練習が正解かどうかわかりませんが、やっている量は誰よりもやっているという自信がありました。この練習がいいというよりも、自分はこれだけやってきた。ほかのヤツよりも絶対にやっているという自信。気持ちの面でこれだけやっていると思えているのが一番だと思う」と、語った。内田氏は「すごいね。イメージしていたのはスタイリッシュな、エリートな感じだけど」と言うと、鎌田は「僕は今でも、東京でそこら辺の坂を夜に走ったりとか、普通にビーチでみんなが寝転がっているところを砂場で走ったりしています。だから、周りのイメージからは程遠いかもしれません」と意外な素顔を明かしていた。
また、東山高校1年の時には、チームの京都府内3冠が懸かっていた試合で、ゴールを目の前にして決定的なチャンスで外してチームが敗れたことを明かし、「残り20分くらいで出て、ゴール前1メートルくらいからシュートを外して、僕のせいで負けたんです。先輩たちにすごく迷惑をかけて、サッカーをやめようと思ったら、先輩たちが泣きながら『おまえが引っ張っていけ』と、よくアニメであるような感じで言ってくれて。『変わらないといけない』と思い、次の日から丸刈りにして、変わったっていう感じ。気持ちの面ですごくそこで変わりました」と、高校時代の秘話を明かした。
内田氏が「その1メートルを外したから今がある」というと、「本当に先輩たちには申し訳ないですけど、ああいうことがあって多少変われたのかもしれない」と語った。
(FOOTBALL ZONE編集部)