ユベントス、UEFA主催大会から“除名処分”へ 31億円の罰金も決定…クラブは「控訴しない」
UEFAが発表…クラブは「残念」
欧州サッカー連盟(UEFA)は7月28日にイタリア1部ユベントスを2023-24シーズンのUEFA主催大会から除外するとともに罰金を科すことを発表している。英公共放送「BBC」が報じている。
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2022-23シーズンのセリエAを7位で終え、2023-24シーズンはUEFAカンファレンスリーグ(ECL)のプレーオフに出場する権利を得ていた。しかし、2012年から2019年までの期間に不正会計があったことからUEFAは大会からの除名を発表し、さらに1714万ポンド(約31億円)の罰金を科すという。罰金の半額には執行猶予があるため、半額の支払いが求められるが、今後も基準を満たさなかった場合は満額を支払うこととなる。
ユベントスが出場権をはく奪されたECLには、昨シーズンの決勝進出チームであり、セリエAで8位となったフィオレンティーナが繰り上げ出場する見込みだという。
UEFAから処分を受けたユベントスのジャンルカ・フェレーロ会長は、「UEFAの決定を残念に思う。私たちの弁護に対する解釈には同意できない。私たちの行動と主張の正当性を確信しています」としつつも、「この判決に対しては控訴しないことを決定しました」と、判決を受け入れることを公式ホームページで発表している。
なお、UEAFはイングランド1部チェルシーも違反があったことを伝えたが、昨シーズンのプレミアリーグで12位だったチェルシーはUEFA主催大会の出場権を獲得していないため、857万ポンド(約15億5000万円)の罰金処分のみとなっている。ただし昨シーズン、新オーナーの下で19人の新たな選手を獲得し、6億ポンド(1092億円)を投じたチェルシーの今回の罰金はロマン・アブラモビッチ前体制における7年間に対する罰金だという。