ソシエダ久保、データで見るD・シルバ&セルロートとの関係値 新シーズンに“試練” 「同時にいなくなるなんて…」
現役引退のシルバ、ビジャレアル移籍のセルロートと久保はプレーで良好な関係だった
スペイン1部レアル・ソシエダに所属する元スペイン代表MFダビド・シルバは、新シーズン開幕前に前十字靭帯の断裂の大怪我を負いまさかの現役引退となった。今回は昨季からチームメイトとして戦っていた日本代表MF久保建英に関連する“あるスタッツ”に注目した。
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7月19日に行われたトレーニングで、シルバは左膝を負傷。新シーズン開幕を目指していた最中の出来事だった。後日MRI検査の結果、前十字靭帯の断裂が判明。37歳という年齢で重度の怪我を負ったことから、27日にシルバは自身のSNSで現役引退を表明した。
バレンシアのアカデミーで育ち、エイバルでプロデビューしたシルバ。セルタを経てバレンシアへ復帰後、10年夏にイングランド1部マンチェスター・シティへ移籍した。シティでは436試合に出場して77ゴール140アシストを記録し、4度のプレミアリーグ優勝を含む14タイトル獲得に貢献している。
20年夏より在籍するソシエダでも、遺憾なく才能を発揮。久保が加わった2022-23シーズンも公式戦34試合に出場し3ゴール7アシストを記録した。久保とは何度もコンビネーションで攻撃を活性化させるなど相性の良さを見せ、チームの10年ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得にも貢献している。
データ会社「オプタ」の日本語版公式X(旧ツイッター)は、昨シーズンの久保のスタッツの一部を紹介。「久保建英が2022-23のラ・リーガで、もっとも多くのアシスト(2)及びラストパス(9本)を記録した選手はアレクサンダー・セルロート。一方、久保に対してもっとも多くのパス(114本)とラストパス(12本)を供給したのはダビド・シルバ。惜別」と関係性の分かる数値を公開している。
ノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートは今月25日にビジャレアルへ完全移籍。シルバと合わせ、久保とプレーで関係性の深かった2人がチームから離れた。この情報にSNS上のファンも「後ろで見守ってくれてた」「まさか同時にいなくなるなんて…」「また久保に試練がきた」「シルバ先輩(涙を流す絵文字)」といった声があがっていた。
久保にとっても、CLに挑戦する勝負の年となる。好関係を築いていた2人の離脱はチームにとっても苦しいが、久保は試練を乗り越えて新シーズンも飛躍できるだろうか。